羽田空港地域では、磁気マーカーやインフラからの情報提供により、混在交通下での自動運転バスの運行や正着制御の検証を行いました
羽田空港地域では、実証実験で取得した走行データを用いて、インフラ協調型の自動運転ART*システムを活用した自動運転の実現性を検証しました。自動運転バスは、混在交通下でも信号機と通信することで、速達性・定時性・快適性などの効果を確認できています。自動運転によりバス停で正しい位置に停止させる正着制御の再現性も確認でき、乗車・降車の快適性を確保しています。
評価の視点
羽田空港地域実証実験において取得された走行データの解析により、インフラ協調型の自動運転ARTシステムが自動運転バスの走行の実現性、速達性・定時性、快適性向上に資することを確認しました。
課題
正着制御の再現性の高さの評価
正着制御を実施した際のバス停と車両の間隔を計測し、標準偏差により正着制御の再現性の高さを確認しました。
バス停形状によらず、再現性の高い正着制御が行われたことを確認しました。
SIP自動運転は、引き続き人文・社会科学の視点も含む総合知をフル活用して、Society5.0の具現化として社会構造を変革する自動運転社会の実現と、その先にある一人ひとりの多様な幸せの実現に貢献していきたいと思います。
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