首都高速道では、インフラからの交通環境情報を提供し安全な料金所ゲート通過と本線合流を支援しました
羽田空港と臨海部区都心等を結ぶ首都高速道では、料金所ゲート通過支援情報を利用したスムースなゲート通過と、首都高速道路本線走行車の情報である合流支援情報を利用して安全に本線合流する実証実験を実施しました。自動運転車は、料金所ゲート通過、本線合流のいずれも、交通環境情報を活用することで急な加減速を回避しながら安全に走行できることを確認できました。高速道路の走行が苦手な女性や高齢者にも、安心して利用できることが期待できます。
料金所ゲートの通過
料金所ゲートの閉鎖状態を通信で事前に認識し、開いているETC/一般の料金所ゲートをスムースに通過できています。
首都高速道本線への合流
本線への合流では、合流支援情報を活用し本線を走行する車両の速度や位置を認識しながら車両と車両の間に円滑かつ緩やかに合流することができています。
SIP自動運転は、引き続き人文・社会科学の視点も含む総合知をフル活用して、Society5.0の具現化として社会構造を変革する自動運転社会の実現と、その先にある一人ひとりの多様な幸せの実現に貢献していきたいと思います。
この記事を見ている方はこちらも見ています
B1自動運転車の認識技術
B2ダイナミックマップのコンセプト
B3車両プローブ情報を活用した車線レベル道路交通情報の生成と配信
B4自動運転の実現に向けた信号情報提供技術の高度化
B5協調型自動運転を実現する通信方式の検討
B6東京臨海部実証実験の概要
B7a東京臨海部実証実験-臨海副都心地域(信号情報提供とインパクトアセスメント)
B7b東京臨海部実証実験-首都高速道路(合流支援情報とETCゲート開閉情報の活用)
B7c東京臨海部実証実験-羽田空港地域(自動運転による次世代公共交通システム)
B8仮想空間における安全性評価技術の概要
B9サイバーセキュリティ(侵入検知システム(IDS)の評価方法)