世の中に散在するモビリティ分野の多種多様なカタログデータを一元的に集約するとともに、アイデア創出のためのコミュニケーションの場を様々な形で形成することで、社会課題の解決や新しい価値創出を支援します。
◎様々なデータを保有しているが、その価値がわからない
◎モビリティデータの活用イメージがなかなか思いつかない、世の中のニーズがわからない
◎サービスを作るうえで必要なデータを誰が持っているのかわからない
社会課題解決のために、民間企業や自治体と連携し、交通環境情報を活用したサービス提供の事例創出に向けた実証実験を行っています
商用車のデジタルタコグラフから取得した過去の車両プローブデータを用いて、配送先毎に異なる搬送ルール(プロファイル情報)を自動生成し、デジタルタコグラフの音声機能でドライバーに案内通知するサービスを開発しました。配送先プロファイル情報を配送先に到着する直前にドライバーへ知らせることで、個別のルールを都度確認する負担を軽減する効果が確認できました。
◎利用データ: 車両プローブデータ、配送先店舗位置情報
除雪出動判断のための道路パトロール業務を交通環境データを活用することで代替/効率化できるかの検証に取り組みました。地図上から特定箇所を選択することで「降雪状況、積雪深状況、道路交通状況、定点カメラ画像など」を確認できるダッシュボードを作成。状況に応じて「ドラレコ映像」を確認しながら、街のパトロール業務を遠隔化ができることを実証しました。
◎利用データ: 車両プローブデータ、ドラレコ映像、定点カメラ画像、気象情報
渋滞という課題を解決するために、まずは渋滞発生頻度の高い道路を正しく把握することが必須です。地図上で渋滞状況を把握したい区画を選定することで、区画内のどの道路が渋滞発生率が高いかを確認可能なツールを作成。期間、曜日、時間帯などで傾向を把握して、渋滞施策の展開箇所や施策の前後比較(効果検証)などを客観的データで確認可能となりました。
◎利用データ: 車両プローブデータ
複数の交通環境情報を重ね合わせることにより様々なサービスが創出されることが期待できます。その一方で交通環境情報は、様々な異なる形式が存在し、同時に扱うためには、技術的なノウハウが必要となることが課題でした。サービス開発者にとっての敷居を下げるため、実証を通じて設計のテンプレートを作成を行いました。
道路状況を考慮したカスタムルーティング
◎異なるデータの重ね合わせによる優先度の算出
◎道路への優先度の紐づけ
◎優先度を考慮したルーティング
雨量データ、冠水実績箇所データ、通行実績データを重ね合わせることで、冠水リスクがある道路を回避する
データの差し替えが可能
例えば、雨量データを積雪データに、冠水発生箇所を、スリップ危険個所などにデータを差し替えることで、様々なユースケースに対応できる