戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)は、サイバー空間とフィジカル空間の高度な融合により新たな価値を創出し、経済成長と社会課題を解決することを目指す“Society5.0”を体現する取組です。
現在の自動運転開発は、限られた条件下での自動運転を追及するもの(A)とより多様な環境下での適用を追及するもの(B)という二つのアプローチが存在します。 本プロジェクトでは自動運転という技術を活用して、より早くこれらの社会的課題の解決に貢献するため、両方のアプローチが必要であると考えています。
Society5.0の実現に向け、国内外の様々な組織が共通で利用できる「協調領域」の技術開発に焦点を当て、技術開発、国際連携・標準化、社会的受容性の醸成、規制改革・制度整備に着目し、「社会実装」をゴールに据え、取組を進めました。
葛巻清吾プログラムディレクター(PD)の下、推進委員会及び3つのワーキンググループ(WG)で研究開発の方向性を定め、運営を図ってきました。また3つのタスクフォース(TF)では、より実務的な課題を検討してきました。